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SFUからSUAへ

2009/04/22 12:02:41, Category: 1.PC, Comment: 2

　MS-Windows 上で Linux 環境を実現する方法として、以前 仮想マシンやら Cygwin やらを検討していたが、最近 Windows 7 β を試験運用中ということもあって、これ用に Services for UNIX (SFU) も試してみようと思った結果。

　SFU はマイクロソフトから無料で公開されているソフトウェアであったが、Vista 以降では Subsystem for UNIX-based Applications と名前を変え、OS の一機能として提供されることになった（ただし Ultimate と Enterprise だけという・・・）。
　実際にこれを利用するには、「Windows の機能」の選択で SUA を有効にすればよいのだが、Windows 7 β の場合これだけでは済まず、メニューからマイクロソフトのサイトに飛んでダウンロードしなければならない（ Vista は知らないが、これって OS に標準実装とは言えないのでは？）。
　で、使い勝手であるが、やはり以前の SFU そのままである。当方作成の分子動力学計算プログラム RYUDO はコンパイルできたので、Linux の計算プログラムを Windows で使いたい向きには有効だろう。だが少なくとも当方にとってLinux 環境を代替できるものではないことも確かである。課題は従来通り。
• bashがない。tcshはあるが、他の Linux 環境も併用している以上、bashで統一したい。自力で入れようとしたが、configureに失敗、断念。
• sshクライアントがない。sshしか受け付けないLinuxマシンにも接続したいが、できない。別途Windows用のSSHクライアントソフトを使う手もあるが、コンソール画面とGUIを行ったり来たりするのはおっくう。
• termio関係のコンパイルができない。プログラム開発に特化した当方自作のテキストエディタが使えないのは痛い。SUA用に作り直せばいいのかもしれないが、そこまでしてSUAを使う意義が見いだせない。
このほか、一般には下記の課題もある。
• X-Windowが付属しない（X-Windowsじゃないよ）。しかし別途Xサーバを用意できれば大丈夫。当方ではXmingを試用している（XmingはXP/Vista対応）。また、Xアプリ用の開発環境は付属しているので、プログラミングは問題ない。
• UltimateやEnterpriseにしかない。
やはり Cygwin か何かを使うべきか。そういえば Cygwin の Xサーバは 2008/11/28 久しぶりに更新したらしいので期待。

※４日目に突入。まだネタはあるので、もう少し続くかも？


Comment.1 by Cyberbob at 2009/12/26 21:06:39

今更の投稿ですで恐縮ですが・・・ bashのビルドに関してですが、configureに"--build="オプションでビルド環境を指定する必要があります。もしmakeで"Could not fork"エラーが出たなら、/bin/shを実行してからmakeするとうまくいきます。



Comment.2 by RyujiMiura at 2009/12/26 22:58:20

情報ありがとうございます！ 今はすっかり Cygwin に移行してしまったので、いずれまた何かの機会に試してみたいと思います。



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