| サンワサプライ オプトトラックボール「フォース」 |
| 2009/05/16 03:43:40, Category: 1.PC, Comment: 0 |
サンワサプライ製の光学トラックボール。商品名として「フォース」(Force）、型番はMA-TB35DS。一応ダークシルバーモデルと言う意味で型番末尾がDSだが、現行でこの色しかない。限定版としてシルバー(S)もあったが、現在は品薄のようだ。しかし当方が最初に店頭で見かけて購入したのはシルバー(S)モデルのほうで、これが気に入ってキーボードやマウスの色に合わせるため後でダークシルバーも購入した。それが写真の物。
当方、もともと右手マウスだったのだが、ここ数年その右手が時々痛むようになってきた。そこで左手も使うべく、どうせならトラックボールを試してみるかと思い、検討を開始。しかし、そもそもトラックボール自体が希少であり、左手用などはほとんど無い。左右両用可能な機種から、価格などでまず目をつけたのがこの「フォース」だった。「最初に試したのが最善だった」の例に漏れず、その後いくつかトラックボールを試したのだが、これが一番しっくり来る。そこで買い増し。現在、自宅でダークシルバー、職場でシルバー、予備でシルバーという３台持ち。写真は自宅のダークシルバー。
以下、インプレッションだが、当方の利用方法が特殊であることに注意してほしい。
・左手利用であること。
・補助的であること（メインは右手マウス）。
大きさはほぼ手のひらサイズ。当方にはちょうど良い。これ以上大きいと置き場所に困るかも。マウスと違って操作に場所をとらないのもトラックボールの利点。
形状としては、手で包み込むような配置になり、落ち着いてゆっくり操作するには適している（写真で見ると奇抜な外見だが、これがどうして手指を置きやすく非常に良くできている）。そもそも左手での操作は不慣れなので、すばやい操作よりも安定感の方が重要。逆に、右手でバリバリ操作する人には不足するのか、一般には逆の形状（ボールが手前に向いている）も多い。当方、この手の製品も試したが、常に張り詰めたような操作感覚になり、左手でのんびり操作するには向かないと思った。
ボールの大きさは十分。大きいほど操作性が向上すると言うが、設計上ボールは机面ぎりぎりで、これ以上大きいと高さが増し、包み込むような操作感覚が損なわれると思われる。（猛者は机を削ってボールを低くするらしいが、さすがに当方はそこまでできない。）
カウント数、すなわちボール操作の感度だが、ちょっと高め。Windowsの設定をロジクールのマウスにあわせていると、トラックボール側が敏感になりすぎる。マウスかトラックボールか、どちらかしか使わない人には設定を変更するだけでいいので特に問題は無いのだろうが、両用する当方には面倒な問題だ。ただ、現在はロジクールではない特殊なマウスを試用中で、これが高カウントのため、一時的にバランスが取れてる。今後どうするかは検討中。
スクロールホイールが本体左側面にある。これは右手で操作する場合に親指が当たる位置。左手だと薬指とかでちょっと操作しにくいが、そもそも補助的な用途なのでさほど問題ではない。耐久性が低く壊れやすいといううわさであるが、上述のとおり薬指で補助的にちょっと操作するだけなので、今のところ問題なし。ちなみにホイールを押し込むことで中ボタンクリックが可能だが、これが非常に固く、薬指ではかなり困難。やはり設計上は親指で操作するのが本当だろう。ただ、クリックは固いが支持構造が軟弱な感じで、多用すると壊れそうである。これが上述の「耐久性が無い」評価につながっているのかも。
本体表面は手の平の位置、左右ボタンがラバーコーティングになっていて、感触は悪くない。ボールの先もコーティングになっているが、これは単にデザイン上のものであって、機能的な意味はなさそう。
本体重量は過不足なし。もう少し重いほうが安定するような気がするが、商品としての輸送コストがあるので、これぐらいなのかも。実際、携帯用じゃないし、マウスとは違って重ければ重いほど良いだろう。必要なら各自で改造するしか。
本体底面の滑り止めゴムにほこりが付きやすく、このため滑りやすくなる。当方、ほこりっぽい室内なので、定期的に清掃が必要。また、前側の小ゴム２個は非常に外れやすいので、取り扱いに注意。うっかり外れて転がって紛失する恐れあり。滑り止め効果という意味でも、本体重量を増したほうが良いかも。