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Windows7の共有フォルダにVPN先からアクセスする

2009/06/08 18:28:28, Category: 1.PC, Comment: 0

　自宅で Windows 7 RC を試用しているマシンにパスワードで制限した共有フォルダを置いているが、これを VPN 接続先からアクセスできないトラブルがあった。これを解決したので記録に残しておく。
　状況としては、自宅と事務所の LAN間接続VPN で、自宅内では問題なく共有できるのに、事務所からは拒否される（アカウント名やパスワードの入力台やログすら現れない）。これはおそらくサブネットアドレスが自宅と事務所で違うからではないかと踏んでいたが、あたりだった。
（ちなみに、Windows 2000/XP マシンの共有フォルダへのアクセスは双方問題ない状態。）

　問題解決の基本として切り分けが必要である。まずpingが届かないが、最近はデフォルトで拒否するようになっているのであまりあてにはならない。一方、リモートデスクトップは問題なくアクセスできた。よってパケットは届いていると判断できる。この段階で、パケットの種類で拒否するファイアウォールが怪しいと思いつく。そこで少々危険だがファイアウォールを外してみる。当たり。問題なくアクセスできる。
　ファイアウォールの設定は複雑だ。Vista で高度化したらしく、いままで XP しかいじったことがない身には難しい。だがここで注目すべきは受信側。しかもリモートデスクトップは受け付けているのだから、フォルダ共有に関する項目だけで良いはず。
　そのフォルダ共有に関するだけでも多数あるが、ここでプロファイルにドメイン・プライベート・パブリックの３種類があって、プライベートのみが有効になっていることに気づく。もともとネットワークの設定がホームネットワーク＝プライベートなのでこれは問題ないようだ。
　次にローカルアドレスとリモートアドレスに着目。ローカルアドレスは任意だが、リモートアドレスがローカルサブネットになっている。つまりこちら側は「任意」だが、相手側は「同じサブネットに限る」という設定になっているようだ。これは怪しい。
　右クリックでプロパティを開き、スコープタブでリモートIPアドレスを任意にする。これをすべての有効なファイル共有関連（プロファイルがプライベート）に実施して、設定を終了する。
　再び事務所側からアクセス、成功。パスワードを変えているので、アカウント名とパスワードの確認ダイアログが出る。自宅機のそれを入力すると、無事共有フォルダにアクセスできた。解決。

　ちなみにこの問題は Vista でもおそらく同じであろう。Vista はさわったことがないが、Windows 7 はほとんど同じと聞くので。


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